ピメレア リニフォリア

Pimelea属 ピメレア リニフォリア
学名： Pimelea linifolia

〔基本情報〕
常緑低木で、茎は這うか直立して高さ1.5mまでとなります。
茎は無毛です。
葉は対生する単葉で、長さ0.3～4cm、幅0.1～0.9cmの披針形～狭卵形となり、葉の縁は全縁です。
枝先に頭状花序を出し、7～60個の花を半球状につけます。
花序の基部には4個ときに8個の披針形～狭卵形の苞葉がつき、苞葉は長さ0.7～1.7cm、幅0.3～1.1cmです。
花は白色ときにピンク色で花弁はなく、花冠状の萼があります。
花冠は通常長さ1～2cmの筒状となり、先が4裂します。
花には両性花と雌花があり、雌花の方が短いです。
雄しべは2個あり、雌しべの花柱は花の外に突き出します。
果実は石果状で、長さ0.3～0.5cm、緑色で花托筒の基部に包まれます。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
高温多湿を嫌います。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みますが、夏は明るい日陰に移すほうがよいです。
水やりは過湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は春と秋に緩効性化成肥料を少量置き肥します。
病虫害は特にありません。