テーブルヤシ

テーブルヤシ属 テーブルヤシ
学名： Chamaedorea elegans

〔基本情報〕
熱帯雨林に自生し、高さ2mほどになる小型のヤシ。
幹は通常は単幹で、径1.5～2cmの円柱形で、葉の落ち痕が環状に残り、刺はありません。
葉は幹先にらせん状に互生する羽状複葉でアーチ状に広がります。
小葉は12対以上ついて、先がとがる線形～披針形で中ほどが最も幅広となります。
雌雄異株です。
葉の下または葉の間から肉穂花序を直立させ、小さな黄色い球状の花をらせん状につけます。
果実は径0.6cmほどの球形で黒く熟します。

〔栽培〕
増殖は株分け、取木、実生によります。
冬越しには5℃以上を保てるよう冬は室内の明るい場所に置きます。
明るい日陰で、水はけがよく適度に湿り気のある土壌を好みます。
強い直射日光や強風を嫌います。
水やりは春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
施肥は春～秋に緩効性化成肥料または液肥を施します。
病虫害としてはカイガラムシ、ハダニがあります。