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植物図鑑

インドワタノキ

インドワタノキ属 インドワタノキ
学名: Bombax ceiba

〔基本情報〕
高さ25mになる落葉高木。
原産地では高さ60mになるものもあるそうです。
樹皮は灰白色で、若い木では幹に円錐形の刺が多くあります。
年を経るにつれ板根が発達します。
枝は水平に広がります。
葉は互生し、5~7小葉からなる掌状複葉で、小葉は長さ10~16cm、幅3.5~6cmの楕円形で先がとがり、羽状の脈があり、全縁です。
小葉柄は1.5~4cm、葉柄は長さ10~20cmです。
花は葉が出る前に咲き、枝先の葉腋に単生し、径10cmの明赤色~オレンジがかった赤色の5弁花です。
花弁は楕円形で、多肉質、反り返り、外側には毛がはえます。
雄しべは2輪につき、外輪は5束に分かれて1束あたり10本以上の雄しべがあり、内輪は10本の雄しべが2本ずつ合着して立ち上がります。
花糸はピンク色、葯は黄色です。
雌しべは1個で、柱頭は5裂します。
萼は径3~5cmの杯状で、3~5裂します。
果実は蒴果で、長さ10~15cm、径4.5~5cmの楕円形、毛がはえ、熟すと5つに割れます。
果実の内側には白色の綿毛が密につまり、多くの種子が包まれます。

〔利用〕
種子の綿毛をクッションなどの詰め物に利用します。
花は食用になります。
材はやわらかく、木工細工に利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木、取木によります。
日当たりと水はけのよい土壌を好み、沖縄では街路などに植栽されています。
枝折れしやすいので強い風の当たらない場所に植えます。
枝が水平に広がるため、広いスペースが必要です。
耐潮風性が弱いです。
病虫害は特にはありません。

名前
インドワタノキ、キワタ(木綿)、キワタノキ(木綿の木)、red silk cotton tree、red cotton tree、silk cotton tree、cotton tree
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、6月、7月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国南部、アジア熱帯地域~パプアニューギニア
形状
直立
草丈・樹高
葉の形
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
56713
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