ディケロステンマ

ヨウラクニラ属 ディケロステンマ
学名： Dichelostemma

〔基本情報〕
球根性の多年草。
球茎は繊維毛に包まれます。
葉は根生し、線形です。
長い花茎の先に散形花序を出し、花序の基部には苞があります。
花は6弁花で、筒部は花被片よりも長く、途中がふくらむベル形～筒形となります。
完全雄蕊はふつう3個あり、仮雄蕊もあります。
花柱は太く、翼があります。
果実は蒴果です。
開花後に地上部が枯れて休眠します。

〔栽培〕
増殖は実生、分球によります。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
水やりは過湿にならないよう注意し、植えてから開花までは土が乾いたらたっぷりと与え、葉が枯れ始めたら徐々に水やりを減らし、休眠中は水を断ちます。
2～3年は植えっぱなしでも大丈夫です。
球根を掘り上げる場合は、地上部が枯れてから掘り上げて、日陰で乾燥貯蔵します。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
種子を採らないのであれば花が終わったら、花茎のつけ根のところで切り、株が疲れないようにします。
病虫害は特にありません。