スパラキシス

Sparaxis属 スパラキシス
学名： Sparaxis

〔基本情報〕
高さ60cmほどになる多年草。
小さな球茎をもちます。
葉は多くが根出して剣形～線形です。
葉は夏前に枯れ、夏は休眠します。
1球から2～3本の花茎が伸び、穂状花序を出して、数個の花をまばらにつけます。
花は6弁花です。
花の中心部に黄色と黒の模様がはいる花が多いです。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は実生、分球によります。
こぼれダネでも増えます。
種子から育てると開花まで3～4年かかります。
球根を掘り上げる場合は、葉が枯れてから堀り上げ、秋に植えつけるまで涼しい場所で乾燥貯蔵します。
球根は4号鉢に5～6球程度を目安に、深めに植えます。
関東地方以南であれば霜除けをしてやれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけ、通気性のよい土壌を好みます。
水やりは春と秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理し、夏の休眠中は水を断ちます。
施肥は元肥を施すほか、鉢植えの場合は春の生育期には2週に1回液肥を施します。
病虫害は特にありません。