植物図鑑
カノコソウ
カノコソウ属
カノコソウ
学名:
Valeriana fauriei
〔基本情報〕
山地のやや湿った草地でみられる高さ40~80cmの多年草。
地下茎をもち、根に特有の香りがあります。
茎は太く、直立して、節に白く長い毛がはえます。
葉は対生し、羽状に全裂し、裂片の縁には深い鋸歯があります。
花は茎先の集散花序に多数つきます。
花冠は径0.3cm、長さ0.4~0.7cmで5裂し、ピンク色です。
雄しべが花冠から突き出します。
花序には線形の苞がつきます。
果実は痩果で、白色の冠毛があります。
〔利用〕
薬用とするほか、まれにタバコの香料として利用されます。
〔栽培〕
増殖はおもに株分けによりますが、実生も可能です。
日当たりと水はけ、水もちのよい土壌を好みます。
地下茎をのばして広がるため、地植えの場合、増殖しすぎないようにするには地下に枠をつくる方がよいです。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、休眠中も完全に乾かない程度に水やりをします。
施肥は春に緩効性肥料か油かすを置き肥し、夏に肥料が残らないようにします。
名前
カノコソウ(鹿子草)、ハルオミナエシ(春女郎花)、エゾカノコソウ(蝦夷鹿子草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、台湾、ウスリー、サハリン、南千島
形状
草丈・樹高
400〜800mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
桃
花径
3
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22875
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