植物図鑑
ヨモギギク
ヨモギギク属
ヨモギギク
学名:
Tanacetum vulgare var. vulgare
〔基本情報〕ユーラシアに広く分布する高さ70~130cmの多年草。
長く這う地下茎をもちます。茎は上部で枝分かれします。
葉は互生し、長さ5~15cmで2回羽状に深裂して基部は茎を抱きます。
1回目の羽片は7~10対、2回目の羽片は幅2~3mmの披針形で鋭い鋸歯があり、表面には腺点があります。
葉の両面にくも毛がまばらにはえます。羽片の間の主軸にも鋸歯があります。
エゾヨモギギクより裂片が少ないです。
茎先に密な散房花序を出し、径1cmほどの黄色い頭花をつけます。
頭花は管状花のみからなり半球状です。
葉や頭花には樟脳に似た特有の強い芳香があります。
〔利用〕有毒なため食用は避けます。
殺菌・防虫効果があり、乾燥葉はハーブとして虫除けなどに使われていました。
茎葉や花は染料とされます。
ポプリ、ドライフラワーとして利用します。
〔栽培〕増殖は実生、挿し木、株分けによります。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
栽培は容易ですが、地下茎で広がるので繁茂が心配な場合は土中に囲いをつくります。
名前
ヨモギギク(蓬菊)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ユーラシア
形状
草丈・樹高
700〜1300mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
散房花序
花弁の数
花の色
黄
花径
10
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
ポプリ、リース、ドライフラワー、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
16641
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