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植物図鑑

タムラソウ

タムラソウ属 タムラソウ
学名: Serratula coronata subsp. insularis

〔基本情報〕山地の草原でみられる高さ30~140cmの多年草。
茎は上部でよく枝分かれし、縦筋がめだち、直立します。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は開花時にも残ります。
茎につく葉は互生します。
根出葉と茎の下部につく葉は、羽状に4~7裂して、両面に細かい毛がはえ、鋸歯は鋭い刺状にはなりません。
葉柄は長さ11~30cmです。
茎先や枝先に径3~4cmで紅紫色の頭状花序を単生させます。
総苞片は7~8裂あります。
果実は痩果で冠毛があります。

〔栽培〕増殖はおもに実生によりますが、株分けもできます。
日当たりと風通しがよく、水はけのよい土壌を好みます。
真夏の強い直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあるので、その場合は夏の間50%程度の遮光をかけるか半日陰に移動させます。
水やりは多湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は少なめでよく、鉢植えの場合は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥し、地植えの場合は特に必要ありません。
病虫害としてはうどんこ病、アブラムシがあります。

名前
タムラソウ(田村草)、タマボウキ(玉箒)、コウライタムラソウ(高麗田村草)、サイシュウタムラソウ(済州田村草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州、四国、九州)、朝鮮
形状
草丈・樹高
300〜1400mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19150
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