モミジガサ

コウモリソウ属 モミジガサ
学名： Parasenecio delphiniifolius var. delphiniifolius

〔基本情報〕
広葉樹林でみられる高さ40～120cmの多年草。
短い根茎をもちます。
茎は直立して枝分かれしません。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は開花期に枯れています。
茎につく葉は互生し、長さ20cm、幅25cmになり、掌状に7裂します。
葉の裏面に葉脈は隆起せず、伏した毛がはえます。
葉柄は長さ14cmで、翼はなく、基部は茎を抱いて、小型の耳があります。
葉鞘は円筒状に閉じることはありません。
円錐花序にときにやや紫色を帯びる白色の頭花をつけます。
果実は痩果で白色の冠毛があります。

〔利用〕
若芽を山菜として利用します。

〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
半日陰で水はけ、水もちがよく適度に湿り気のある土壌を好みます。
地植えの場合は落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害としてはうどんこ病、ハモグリバエなどがあります。