植物図鑑
イワギリソウ
イワギリソウ属
イワギリソウ
学名:
Opithandra primuloides
〔基本情報〕
日陰の岸壁に着生する多年草。
短い根茎をもちます。
全体に白色の軟毛が密にはえます。
葉は根茎から束生し、長さ3~15cm、幅2~10cmの卵形で、厚みがあります。
葉の縁には大きな歯牙があります。
葉柄は長さ3~10cmです。
葉腋から長さ10~20cmの花茎を数本伸ばし、集散花序を出し、紅紫色の花を多数つけます。
花には長さ2~4cmの花柄があり、横向きに咲き、花冠は長さ2cmの筒状で、先が2唇状に5裂します。
果実は蒴果です。
〔栽培〕
増殖は株分け、葉挿しによります。
葉挿しは6月におこないます。
空中湿度が高い日陰を好みます。
冬の極端な寒さや夏の暑さを嫌い、直射日光に当たると葉やけを起こします。
強い風も避けるようにします。
土壌は水はけがよいもの、鹿沼土や山野草用の土を用います。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春に山野草用の化成肥料を置き肥します。
咲き終わった花がらはこまめに取り除くようにします。
病虫害はほとんどありませんが、ナメクジがつくことがあります。
〔備考〕
岩場で見られ、葉や花の様子がキリに似るのでこの名前がつきました。
名前
イワギリソウ
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
着生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:近畿地方以西~九州)
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
束生
縁の形
歯牙
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け、葉挿
日照条件
日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
VU:絶減危惧II類、日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
56695
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