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植物図鑑

イワナシ

イワナシ属 イワナシ
学名: Epigaea asiatica

〔基本情報〕山地の林縁の斜面でみられる常緑小低木。
茎は地を這って広がり、長さ10~25cmになり、赤褐色の粗い長毛がはえます。
葉は互生する単葉で、長さ4~10cm、幅2~4cmの卵形で、先がとがります。
葉の質はやや革質です。
葉の縁には粗い毛がはえます。
枝先に総状花序を出し、3~8個の花をつけます。
花は淡紅色で、花冠は長さ1cmの筒状となり、先が5裂します。
雄しべは10個あり、葯の先端に縦に長い穴が開いて花粉を出します。
子房は球形で腺毛がはえます。
花の基部には1個の苞と2個の小苞があります。
果実は径1cmほどの扁球形の蒴果で、緑色~赤褐色を帯びた薄い果皮につつまれ、胎座が果肉状になります。
胎座の表面には黒褐色の種子が多数あります。
果実は甘く、ナシのような味がします。

〔栽培〕増殖は株分け、挿芽によります。
植え替えを行う際は、根を傷めないように、根鉢を崩さずにおこないます。
風通しの良い場所で、水はけのよい土壌を好みます。
寒冷地では一年中日向でもよいですが、暖地では夏は半日陰で涼しい場所に移動します。
冬の乾燥した寒風も避けるようにします。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春と秋に緩効性肥料を置き肥するか、薄めた液肥を2週間に1回程度与えます。
病虫害は特にありません。

名前
イワナシ(岩梨)
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、4月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道:西南部、本州:おもに日本海側)
形状
匍匐
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
赤、緑、茶
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け、挿芽
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、非耐暑性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21099
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