植物図鑑
ナツツバキ
ナツツバキ属
ナツツバキ
学名:
Stewartia pseudocamellia
〔基本情報〕太平洋側の山地の落葉樹林内でみられる高さ15mにもなる落葉高木。
樹齢10年目くらいから樹皮が剥落しはじめ、独特の斑模様となります。
若い枝にははじめ白い毛があります。
葉は単葉で互生し、長さ4~10cm、幅2.5~5cmの楕円形~長楕円形で、縁に浅い鋸歯があり、裏面には全体に長い毛がはえます。
花は葉腋に単生して上向きに咲きます。
花は径5cmの白色の5弁花で、ツバキに似た形をしています。花弁には縦にしわがあり、縁が波打ち、細かい鋸歯があります。
果実は鋭い5稜のある卵形で、先端が急に細く針状にとがります。
種子の周囲には翼がないか、狭い翼があります。
ヒメシャラに似ますが、葉や花が大きいこと、葉の裏全体に毛があることなどで区別できます。
〔利用〕庭木にされるほか、仏教の聖木サラソウジュ(沙羅双樹)に模して寺院にもよく植えられます。
〔栽培〕増殖は実生と挿し木によります。
日当たりがよく肥沃な場所を好みます。
栽培は容易ですが、チャドクガに注意が必要です。
名前
ナツツバキ(夏椿)、シャラノキ(沙羅樹)、サルナメ(猿滑)、Japanese stewartia
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ヒメシャラ
植え付け(または播種)季節
2月、3月、4月、10月、11月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(福島県・新潟県以西、四国、九州;九州は高隈山まで)、朝鮮南部
形状
直立
草丈・樹高
15000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
白
花径
50
花序の長さ
実の色
茶
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
6b〜9b
病害
さび病、輪紋葉枯病、白紋羽病、幹心腐病
虫害
チャドクガ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14244
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