植物図鑑
ヒシ
ヒシ属
ヒシ
学名:
Trapa japonica
〔基本情報〕
池沼にはえる水生の一年草。
茎は長く水面までのび、節から羽状に全裂して根のようになった水中葉を出します。
浮葉は茎先に集まって互生する単葉で、水面に放射状に広がり、幅5cmほどの三角状菱形となり、上部の縁に三角形の鋸歯があります。
葉の裏面には毛がはえます。
葉柄は長く、毛がはえ、中ほどが膨らんで浮き袋の役目を担います。
花は葉腋に単生し、径1cmほどの白色の4弁花です。
果実はやや扁平な倒三角形の堅果で、左右に1本ずつ計2本の鋭い刺があります。
刺は4個ある萼片のうち2個が発達したものです。
〔利用〕
種子を食用や民間薬として利用します。
〔備考〕
近年の研究で、ヒメビシとオニビシもしくはそれぞれの近縁種の交雑に由来する種である可能性が指摘されています。
名前
ヒシ(菱)、イボビシ、アカモンビシ
生活型
一年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
水生
良く似た植物
オニビシ、ヒメビシ
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、ウスリー
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
4
花の色
白
花径
10
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園、水辺緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
種
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
72185
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