植物図鑑
エイザンスミレ
スミレ属
エイザンスミレ
学名:
Viola eizanensis var. eizanensis
〔基本情報〕
山地の落葉樹林でみられる高さ5~15cmの多年草。
短い地下茎をもちます。
葉は根生し、長さ5~9cmほどで基部まで3裂し、裂片がさらに裂けます。
葉は開花後に大きくなり、長さ10~15cmにもなります。
花は直立する花柄の先端につき、径2~2.5cmほどで、淡い紅紫色から白色まで色幅があり、紅紫色の筋がはいることもあります。
花弁の縁は波打つことが多く、側弁の基部には毛があります。
花には香りがあります。
花の後方に太く短い距があります。
果実は蒴果で熟すと3裂して、種子を飛ばします。
〔栽培〕
増殖は実生、根伏せ、株分けによります。
水はけがよく、腐植質に富んだ土壌を好みます。
秋から春は日向、夏は半日陰になる場所に置くのがよく、地植えの場合は落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎり降雨にまかせます。
肥料は元肥のほか、春~秋に薄めた液肥を2週に1回施します。
病虫害としてはうどんこ病、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ツマグロヒョウモンなどがあります。
名前
エイザンスミレ(叡山菫)、エゾスミレ(蝦夷菫)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ナンザンスミレ、ヒゴスミレ
植え付け(または播種)季節
2月、3月、9月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州、四国、九州)
形状
草丈・樹高
50〜150mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
桃、白
花径
20〜25
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ツマグロヒョウモン
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
種子にアリの好む物質でできた白い付属体(エライオソーム)があり、アリによって巣まで運ばれることで散布されます。
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
32037
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