こんにちは。エバーグリーン編集部のまえだです。
アメリカ・バーモント州に理想の家と庭を作り、お気に入りの草花や道具など大好きなものに囲まれて暮らしたターシャ・テューダーさん。92歳の生涯を終えるまで、絵本作家として活躍しながらガーデニングを楽しんでいました。草木花を愛でる多くの人たちにとって、憧れの存在ではないでしょうか。
私も、ターシャさんの生き方に憧れるひとり。2015年から全国を巡回中の『生誕100年ターシャ・テューダー展』が広島にもやって来ると聞き、駆けつけました。
絵本の原画はもちろん、ターシャさんが使っていた家具や台所用品、手作りのキルトや洋服、お孫さんに宛てた自筆のメモ、そしてドールハウスのコレクションなど魅力的な展示が盛りだくさん。残念ながら写真撮影は禁止だったのですが、唯一許されていたのがこのガーデンコーナー。
『ターシャの庭づくり』という本に載っている手書きの図面を基に、ターシャさんが石の積み方にもこだわって作られたガーデン。室内に再現されているミニガーデンでもこれほど草木花がイキイキとしているのですから、コーギーコテージ(バーモント州の家の呼び名)の庭はどんなに素敵だっただろうと、うっとりせずにいられません。
その隣には、ガーデニングの道具も展示されていました。水桶を運ぶために肩に乗せて使っていた木製の道具は、しっかり使い込まれており、ターシャさんの草花に対する愛情がひしひしと伝わってきました。
ターシャさんがコーギーコテージを作ったのは、50代半ばのこと。私などまだまだヒヨッコです。「近道を探さないこと」「丁寧な暮らし」がモットーだったターシャさんを見習いながら、自分の好きなガーデンを作れたらいいな、と背筋が伸びる思いで会場を後にしました。
エバーグリーン編集部オススメサイト
- ターシャさんの絵本は、身も心も安らぎたい時にぴったり。
- 屋外に再現されたガーデン。気になります。
- これがターシャさんの味!? 大人っぽい味だそうですよ。
ターシャ・テューダーのパンプキンパイ(NHK グレーテルのかまど)
- テューダーさんがどんなところに住んでいたか動画などで見られます。
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