春先から、次々に花を咲かせていたバラ。冬の寒い時季を除いて咲く四季咲きのわが家のバラも、暑い夏にはひと休みしているのか、花が少なくなっていました。朝夕涼しくなってきたこの頃は、またたくさんの花を咲かせ始めています。
バラには、四季咲き、春だけ咲く一季咲き、春以外に一度咲く返り咲きの3タイプがあります。
枝で咲いているバラの姿は美しいものですが、枝から切った後も、切り花にして花瓶に挿したり、ドライフラワーにしたり、ローズウォーターを作ったり、いろいろな楽しみ方ができます。
今の季節、私のオススメは、ドライフラワー。春から夏にかけてもたくさん花が咲きますが、梅雨前後の時期は、風通しのよい窓辺にぶら下げておいてもなかなか完全に乾かすことができず、自然乾燥だと失敗することが多いのです。
夏から秋にかけては、空気がカラッと乾燥している日が続くことが多いので、直射日光の当たらない窓辺にぶら下げておくだけで、手軽にドライフラワーができるのです。しかも、気温が高く短時間でしっかり渇くため、色が濃く仕上がるのもうれしいです。
私の場合は、剪定も兼ねてバラが半分ほど開いたら、5枚葉の上のあたりで短めに摘んでいきます。つぼみのものは乾燥しにくく、逆に開き切ったものは、形が締まらずきれいに仕上がらないようです。それに、このタイミングで花を切っておくと、次の花がどんどん咲くので一石二鳥。
摘んだ花は、風通しのよいところに、1輪ずつ、枝を洗濯ばさみで挟んで吊るしておくと、1週間もすれば、きれいなドライフラワーに仕上がります。
私の使ったバラは、さわやかな甘い香りが比較的強いので、作っている間も心地よく楽しめました。
そして、でき上がったドライフラワーは、食品用の乾燥材と一緒に缶に入れて冬まで保存。少し気が早いですが、クリスマスの飾りに使う予定です。花が咲かない時期にも楽しめるバラ。冬も楽しめるなんてワクワクします。
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