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2023年1月12日

[スダジイ]古今東西 ご神木巡礼 その47〜品川区 蛇窪神社のスダジイ|ブナ科シイ属|エバーグリーン

年末年始が近づくとなぜか神社に行きたくなるような……

もういくつ寝るとお正月♪ この季節になると筆者は初詣を連想してしまいます。そこで今回の神社はご鎮座700年とされる東京の白蛇様として知られる蛇窪神社をご紹介します。

蛇窪神社

蛇窪神社

 

天祖神社ともいうのだとか

蛇窪神社。その名は地域ゆかりの名前から名付けられたとか。その昔、東急大井町線の戸越公園駅は、蛇窪駅と呼ばれていたそうです。なんでも蛇行した川を挟んで「上蛇窪」「下蛇窪」という地名だったとのことで、今でも蛇窪信号場という鉄道ファンにはよく知られる場所もあります。はじめは神明社、その後天祖神社を経て、令和元年に問い合わせが多かったこともあり『蛇窪神社』の通称が正式な神社名に格上げされたのだとか。そんなワケで、この蛇窪神社周辺はその名の通りヘビが多くいたとかいないとか……。

元の名前もしっかり残る

元の名前もしっかり残る

 

神社の伝承は?

この蛇窪神社には鎌倉時代のお話が残されています。そのお話では、神社に清水が湧き出る洗い場がありそこに白蛇が住んでいました。しかし、いつしかその洗い場がなくなり、白蛇は現在の戸越公園の池に移り住むようになったのです。とはいえ、白蛇は以前の住処が恋しく、土地の旧家森谷友吉氏の夢枕に現れ「一日も早くもとの住処に帰してほしい」と懇願したのだそうです。

そこで、森谷氏はこの話を宮司に伝えると、宮司は辨財天社を建立し池を掘り、池の中央に小島を設けその中の石窟に石祠を造って白蛇を祠ることにしました。なんでも、白蛇を迎える日の夜、お迎えの祝詞を奉上しようとしたとき、それまでの輝くばかりの星空が一天にわかにかき曇り、雷鳴とともに大風が立ち起こり、そのさまは身のすくむ思いだったとか。そんなお話にちなんで境内にはさまざまな白蛇様がありますが、いずれもとてもキュートでインスタ映えも期待できそうです。

蛇松:ヘビのように絡まる2本の黒松

蛇松:ヘビのように絡まる2本の黒松

境内のヘビはいずれもキュート

境内のヘビはいずれもキュート

境内のヘビはいずれもキュート

 

境内にはご神木以外にも

巫女さんにお話を伺うと蛇窪神社のご神木はシイだそうで、とても大きなスダジイが2本ありました。筆者が訪れた日はシイの実が落ちていました。また、このご神木のスダジイ以外にも、白蛇様にちなんで植樹された「源平枝垂れ桃」と呼ばれる、1本の木に赤、白、まだらの三色の花が咲くというものもありました。そのほか境内案内図によると藤棚もありますので花の季節にお出かけするのもいいでしょう。

ご神木のスダジイ

ご神木のスダジイ

根元にシイの実が

根元にシイの実が

源平枝垂れ桃

源平枝垂れ桃

本物のヘビが展示される日もあるようです

本物のヘビが展示される日もあるようです

 

金運上昇を祈りたいなら

蛇窪神社では、白蛇辨財天社に市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)。石窟に白蛇大神、蛇窪龍神社には蛇窪龍神、さらに伏見稲荷社に稲荷大神がお奉りされています。金運をアップしたいなら白蛇種銭の銭回しがおススメとか。神社内に詳細がありますので、「金運!」という方はぜひ。さて、金運以外にも境内には復活岩や親子岩というものが置かれ、祈れば悪縁などの負のエネルギーを取り去ることができるそうです。いやなことを吐き出す愚痴壺なるものまでありました。

金運アップのお作法が…

金運アップのお作法が…

愚痴壺なるものを発見

愚痴壺なるものを発見

 

『東京福めぐり 開運八社さんぽ』もオススメ

神社の境内に『東京福めぐり 開運八社さんぽ』なるリーフレットを発見。浅草からスタートし、中延まで8つの神社が紹介されていました。八は末広がりに繋がるのでチャレンジしてみようかなと思いました。ちなみに、この八社は浅草神社・鳥越神社・福徳神社・烏森神社・高輪神社・波除神社・戸越八幡神社と今回ご紹介した蛇窪神社です。この神社を巡って、ご神木に出あえたらいつかご紹介したいと思います。

東京福めぐりのリーフレット

東京福めぐりのリーフレット

 

エバーグリーン編集部オススメサイト

 

  • 『蛇窪神社』:東京都品川区二葉四丁目四番十二号

 

(園芸文化協会会員・開運文様研究家 藤依里子)


ご神木のスダジイ