箱買いミカン! 余ってしまった……
ミカンってつい箱買いしてしまいますよね? で、そうこうしているうちに、気がつくと傷み始めている。なんてことも少なくないと思います。そこで、紹介したいのがミカンを使ったジャムの作り方です。
ミカンってジャムになるの!?
ミカンのジャムってあまり市販されていないので、驚かれしまうかたも多いかも知れません。作り方はいろいろですが、今回ご紹介する方法は果皮は使わず煮詰めるだけのかんたんなものです。
とにかく煮詰めるだけ
はじめにミカンの皮をむきます。次にそれをミキサーに入れて薄皮ごとジュースにします。ジュースを鍋に入れて半量になるまでひたすら煮詰めます。口当たりを滑らかにするために再度ミキサーにかけて、さらにとろみがつくまで煮詰めるだけでできあがりです。ペクチンをつかわないのでトロトロのジャムというよりもフルーツソース風なできあがりです。
栄養価もアップ
みかんをジャムにすることで、薄皮が苦手な方もやわらかいので食べることができます。この薄皮は食物繊維の一種ペクチンを豊富に含んでいるため、コレステロールの吸収を抑え、血糖値の上昇を防ぎ、腸内の善玉菌を増やすといった役割を果たします。またダイエットにも効果があるのだとか。パンに塗るだけでなくそのまま食べたりヨーグルトソースとしても使えます。
余った皮はどうする?
ミカンの皮を乾燥させたものを陳皮と呼び、漢方でも使われています。本来の陳皮は3年以上保管したものとされていますが、乾燥ミカンの皮でも代用できます。そのままお風呂に入れたり、紅茶などに浮かせたり、ハーブティーなどにプラスするのもオススメです。また、粉にしてお料理の香りつけに使うこともできます。もちろん、ミカンの皮は乾燥させず、細かく刻んで1〜2回茹でこぼしたものに砂糖を加えて煮詰めて、ミカンママレードにすることもできます。試してみてくださいね。
結び
お庭にたくさんなったミカンがあまり甘くないときなどは、ジャムにすると使いきることができます。また、ミカンの皮を使う場合には、無農薬で育ったミカンを使うようにしてくださいね。
(グリーンアドバイザー・健康管理士一般指導員 ふじえりこ)