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2021年1月3日

[ストック]花壇の彩りにストック|アブラナ科アラセイトウ属|エバーグリーン

2020年の植物センターの花壇 ストック・アリッサム・ビオラ・エレモフィラとヒヤシンスの球根を植えてあります

2020年の植物センターの花壇 ストック・アリッサム・ビオラ・エレモフィラとヒヤシンスの球根を植えてあります

 

寒さが深まってきましたね。防寒対策は「頭」から。体温の20パーセントは頭から逃げていくといわれています。屋外で園芸作業や植物観察を行うときには、帽子を被ったり手拭いなどを頭に巻くといいですよ。季節によって色や柄を変えて楽しむこともできます。

冬の花壇を彩る植物といえばパンジービオラが一般的ですが、草丈が低いので平面的なデザインに偏るのが悩みどころですね。シロタエギクなどのカラーリーフを入れるのもよいですがやっぱり花も楽しみたい……、そんな時にオススメしたいのが「ストック」です。

南ヨーロッパ原産の植物で、別名はアラセイトウ。ストックとは英語で、茎や幹のことを意味します。ピンクや紫色などのパステルカラーの花穂が、太い茎に支えられて咲くのが印象的なことから名付けられました。不思議な響きの和名は、灰白色の葉を毛織物ラセイタ(ポルトガル語)に見立てたことから名付いたとされています。古代ギリシャやローマでは薬草として利用されました。

ストック:葉の色が柔らかいので花の色が引き立ちやすい

ストック:葉の色が柔らかいので花の色が引き立ちやすい

 

性質は、枝分かれしにくい「無分枝」型とどんどん枝分かれする「分枝」型がありますが、植えるスペースの広さによって選ぶと良いでしょう。

長く栽培するポイントは、上に向かって咲きあがっていく花穂が先まで咲き終わるのを待たず、少し早めに根元から摘んでしまい次から次へと更新させることです。次の新しい芽が出て、花が尽きることはありません。過湿を嫌うので、水やりは様子を見ながら控えめにしましょう。

花には一重咲きと八重咲の品種があります。なんといってもうれしいのは、草丈にバリエーションがあることです。矮性(わいせい)種で20㎝程度なのでパンジーやビオラと組み合わせやすく、高性種だと80cmにもなるため一面の花畑にすることができます。高性種は倒れて花茎を折らないように、夏に使った蔓性植物のネットを地面に対して水平に張って、マス目の中を植物がくぐって成長するようにしておくと良いでしょう。

8月下旬から10月に種まきをすれば冬花壇用の苗を栽培できますが、3月から4月にも種まきが可能です。挑戦してみてください。

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子

ストック:葉の色が柔らかいので花の色が引き立ちやすい