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2021年1月6日

[マツ]古今東西 ご神木巡礼 その35 音楽寺の天然記念物の御影松|エバーグリーン

有名人の参拝者も多いステキな名前のお寺!

音楽寺!」なんてステキな名前のお寺。実は今回の旅は某女性ピアニストが同行していました。その彼女からの「音楽寺という名前のお寺があるからぜひ行ってみたい!」というリクエストで訪ねてみることなったのです。

江戸中期のお堂の音楽寺

江戸中期のお堂の音楽寺

 

臨済宗の音楽寺の『御影松』

秩父札所巡りの二十三番札所になっているこのお寺には、『音楽の み声なりけり 小鹿坂の 調べにかよう 峰の松風』という御詠歌があります。その松なのかどうかはわかりませんが、本堂の前に県の天然記念物とされている「御影松」を見ることができます。この松は、一本の枝が横に数メートルほど伸びていて見ごたえがありました。

御影松

御影松

菩薩の音色とされる梵鐘(ぼんしょう)

菩薩の音色とされる梵鐘(ぼんしょう)

 

13人の権者に会いに行くと

お堂の横には十三権者の立て札があります。山道にやや気遅れしましたが、好奇心には勝てず行ってみるとそこには妙見大菩薩、蔵王権現、善光寺如来、熊野権現、閻魔大王、具生神、花山法皇、白河法皇、徳道上人、性空上人、医王上人、良忠上人、通観法印の石仏がずらり。なんでも1234年、権者が秩父札所を開設した際にこの地の松風の音を菩薩の音楽と感じたことから、山号を松風山、寺名を音楽寺と命名したのだとか。菩薩の音楽とは一体どのような音楽なのかは分かりませんが、風の音というまさに音楽寺らしい由緒なのです。

そして、この石仏の近くには歌謡曲などにちなんだ植物が立て札とともに並び、音楽と植物のコラボを楽しむこともできます。

十三権者の石仏

十三権者の石仏

音楽と植物のコラボ「サザンカ」

音楽と植物のコラボ「サザンカ」

音楽と植物のコラボ「クチナシ」

音楽と植物のコラボ「クチナシ」

 

音楽にちなむ名前のお寺だけあり

音楽で成功したい方々にとっては霊験あらたかなパワースポット! ということもあり、掲示板にはそういった方々のポスターなども貼られていましたが……。

ポスターがてんこ盛りです!

ポスターがてんこ盛りです!

 

小鹿坂峠に立つ十三地蔵、巡礼者の旅愁を誘う。天長年間の昔、慈覚大師が霊場を拓くために巡行した際、たくさんの小男鹿(牡鹿)が道案内をしたため小鹿坂の地名となったと云う縁起があります。

 

臨済宗の音楽寺

観音堂は三間四面、銅板葺の方形という造りです。回廊の幅が大きく、柱間が広いため実際のサイズよりも大きく見えるようです。鐘楼の梵鐘は明治五年に鋳造されたもので市の文化財となっています。上部に百八個の乳頭、下部に聖観音、不空羂索、十一面観音、如意輪観音、千手観音、馬頭観音の六観音が彫られています。

 

エバーグリーン編集部オススメサイト

 

  • 『音楽寺』:埼玉県秩父市寺尾3773

 

(グリーンアドバイザー、開運植物文様研究家 藤依里子)


 

御影松