Vol.1に続き、今回は山梨市の北にある日本二百名山のひとつ「乾徳山(けんとくさん)」を紹介します。
乾徳山の頂上は2,031mの岩稜なので木々は少ないですが、直下の森や途中の尾根などの紅葉・黄葉は言葉に表せないほどの素晴らしさです。
標高1,500〜1,800mの紅葉・黄葉ですが、以前紹介させていただいたのはここより約1,000m高く針葉樹主体の森でしたので景色がガラリと変ります。1、3枚目ではカヤトが広がってこの山ならではの独特の展望が広がっています。カヤトのなかにカラマツの鮮やかな黄葉も見られますよ!
新緑から夏にかけてはさまざまな緑に包まれそれはそれで見事なのですが、10月中旬から下旬にかけては、このように鮮やかな彩りの雄大なパノラマを見せてくれます。山頂直下(写真2枚目)はほかの2枚よりも標高が高い場所なので早く落葉してしまいます。山の赤や黄色が少しずつ降りてくるのを確認しながら秋の深まりを感じさせてもらえるのもまた、自然です。
(山梨市森林セラピー推進協議会 森林セラピスト / 四十物治夫(あいものはるお))
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