植物図鑑
キンミズヒキ
キンミズヒキ属
キンミズヒキ
学名:
Agrimonia pilosa ver. japonica
〔基本情報〕
山野で普通にみられる高さ50~100cmの多年草。
肥厚した根茎をもちます。
茎は枝分かれし、毛が多くはえます。
葉は互生し、5~9小葉からなる奇数羽状複葉です。
小葉は菱状の長楕円形~倒卵形で先がとがり、縁に粗い歯牙があります。
葉の裏面には白色の腺点が数多くあります。
托葉は半卵形で鋸歯があります。
茎先に総状花序を出し、やや密に花をつけます。
花は径7~10mmで黄色い5弁花です。
花弁は長さ3~6mm、幅1.5~2mmの倒卵形です。
雄しべは8~14本あります。
果時の花床筒は長さ5~6mm、径4~5mmの倒円錐形で、上側の縁に長さ3mmのかぎ状の刺があり、この刺で動物について運ばれます。
〔利用〕
全草を薬用とします。
〔栽培〕
増殖は株分け、実生によります。
日向~半日陰で、水はけと風通しのよい場所を好みます。
栽培は容易です。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
ヒメキンミズヒキは小葉数が3~5小葉と少なく、小葉の先があまりとがらず、花が径5~7mmと小さく、花弁は細く、雄しべも5~8本と数が少ないことで区別できます。
名前
キンミズヒキ(金水引)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ヒメキンミズヒキ
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、インドシナ、サハリン、ウスリー、南千島
形状
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
歯牙
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
5
花の色
黄
花径
7〜10
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
58565
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