植物図鑑
セイヨウキンバイソウ
キンバイソウ属
セイヨウキンバイソウ
学名:
Trollius europaeus
〔基本情報〕
原産地では湿った草地や森林、流れ沿いにはえ、高さ60cmになる多年草。
茎は直立します。
葉には根出葉と茎に互生する葉があり、根出葉は掌状に深く3~5裂し、裂片には鋸歯があり、長い葉柄をもちます。
茎葉は小さく、ふつう掌状に3裂し、無柄です。
葉の縁には鋸歯があります。
花は完全には開かず、径2.5~5cmの球形となり黄色く、茎先にふつう単生しますが、ときに2~3個が集散状に上向きにつきます。
花には花弁状の萼片が5~15個あります。
本来の花弁は雄しべとほぼ同じ長さでめだちません。
果実は袋果で球状に集まってつき、熟すと直立し、花柱も直立します。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
冷涼な地域に向き、湿り気のある肥沃な土壌を好み、夏の暑さと乾燥した土壌を嫌います。
日向~半日陰で、西日が当たらないような場所がよく、夏の強い直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあります。
夏は明るい日陰で涼しく過ごさせます。
水やりは水切れしないよう注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
夏に株が衰えた場合は、その時点で地際まで切り戻します。
病虫害としてはうどんこ病があります。
名前
セイヨウキンバイソウ(西洋金梅草)、セイヨウキンバイ(西洋金梅)、タマキンバイ(玉金梅)、common globeflower、European globeflower
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ北部~西アジア
形状
草丈・樹高
600mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生、集散花序
花弁の数
5、15
花の色
黄
花径
25〜50
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
3a〜6b
病害
うどんこ病
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
77846
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