ディエラマ プルケリムム

Dierama属 ディエラマ プルケリムム
学名： Dierama pulcherrimum

〔基本情報〕
高さ1.5mになる常緑多年草。
球茎は卵形で、繊維質の外皮に覆われます。
葉は2列生し、線形で、長さ1mになります。
針金状の長い花茎の先に穂状花序を出し、花茎は花の重みでアーチ状に垂れます。
花は長さ3cmの鐘形で下向きに咲き、紅紫色です。
花には膜質の苞があります。
果実は球形の蒴果で、種子はまるく光沢があります。

〔栽培〕
増殖は実生、分球によります。
耐寒性がやや弱く、関東地方以南の霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
寒冷地では霜よけや凍結を防ぐマルチングをするとよいです。
日当たりと水はけ・水もちがよく肥沃でやや湿り気のある土壌を好みます。
水やりは水切れしないように注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は控えめでよく、元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えでは生育具合を見ながら春か秋に緩効性化成肥料を置き肥してもよいです。
種子を採らないのであれば開花後に花茎を切り取り、株が疲れないようにします。
病虫害は特にありません。