植物図鑑
ムサ ヴェルティナ
バショウ属
ムサ ヴェルティナ
学名:
Musa velutina
〔基本情報〕
高さ1.5~2mになる常緑多年草。
幹のように見えるのは葉柄基部の葉鞘が重なり合って形成されたもので偽茎と呼ばれます。
葉は植物体の発達に伴って展開し、長さ90cm、幅40cmほどの楕円形で、主脈がときに赤色を帯びます。
花序は偽茎の先に現れ、苞が重なり合う楕円状円錐形で直立し、花序軸は紅色を帯びて毛がはえます。
苞はピンク色の狭卵形で、基部から1個ずつめくれていき、黄白色の雌花または両性花が3~5個ずつ現れます。
花序の先には雄花のみがつきます。
果実は長さ7~8cmの短いバナナ状で、濃いピンク色に熟し、表面にはビロード状に毛がはえます。
果実が熟すと自然に皮がむけ、果肉が現れます。
果肉は甘いですが、かたく黒い種子が含まれるので、食べにくいです。
結実後に株は枯れますが、根元から子株が出て更新されます。
〔栽培〕
増殖は実生、吸芽の株分けによります。
実生の場合、種子をぬるま湯に24時間浸してから播きます。
植えつけ後1年で開花・結実します。
生育適温は20~24℃が理想的です。
関東以南であれば戸外越冬可能で、寒さにあたると地上部が枯れますが、根が凍らなければ翌春にまた芽吹きます。
寒冷地や強い霜の降りる地域では冬は室内の日が当たる暖かい場所に取り込みます。
日当たりと水はけがよく、湿潤で肥沃な土壌を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、夏場の水切れに注意します。
冬は乾かし気味に管理します。
乾燥には弱く、湿りすぎても根腐れを起こすことがあります。
施肥は春~秋に3成分等量の緩効性肥料を施します。
病虫害としてはアブラムシ、ハダニがあります。
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