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植物図鑑

ヘンルーダ

ヘンルーダ属 ヘンルーダ
学名: Ruta graveolens

〔基本情報〕
高さ0.5~1mになる常緑多年草。
全体に灰緑色を帯び、強い芳香があります。
葉は互生し、2回羽状に分裂し、裂片は楕円形~倒卵形となり、全縁です。
枝先に散房花序または集散花序を出し、径1.5~2cmの黄色い4弁花をつけます。
花弁には細かい鋸歯があります。
果実は蒴果です。

〔来歴〕
日本には明治維新前後に渡来しました。

〔利用〕
薬用として利用します。
以前は食用にもされましたが、毒性があることがわかり、現在はほとんど利用されません。
茎葉の汁に触れるとかぶれます。

〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿木によります。
茎葉の汁に触れるとかぶれるので、注意が必要です。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけのよい肥沃で乾燥した土壌を好みます。
栽培は容易です。
水やりは過湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は春~秋に緩効性肥料を置き肥します。
病虫害としては根腐病があります。
また、アゲハチョウの幼虫に食害されるので注意が必要です。

〔備考〕
ヘンルーダはオランダ語に由来する名です。
アゲハチョウの仲間の幼虫の食草です。

名前
ヘンルーダ、ルー、コモン ルー、rue、common rue、herb-of-grace
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海沿岸地域
形状
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
散房花序、集散花序
花弁の数
4
花の色
花径
15〜20
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐乾性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、屋上緑化、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
根腐病
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、精油
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
アゲハチョウの仲間の幼虫の食草
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
32691
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