キミガヨラン

イトラン属 キミガヨラン
学名： Yucca gloriosa var. recurvifolia

〔基本情報〕
高さ2mになる常緑低木。
葉は幹の上部にロゼット状に互生し、数多くの葉が放射状に出ているように見えます。
葉は長さ50～100cm、幅3.5～5cmほどの剣形となり、先がとがります。
成葉は湾曲します。
長さ90～110cmほどの円錐花序を出し、多数の花をつけます。
花は径4～5cmほど、白色に淡い紫色の筋がはいる鐘形の6弁花で、下向きに咲きます。
果実は蒴果ですが、日本では受粉昆虫であるユッカガがいないため結実しません。

〔栽培〕
増殖は株分け、挿木によります。
寒冷地以外では戸外越冬可能です。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
水やりは乾燥気味のほうがよく、降雨にまかせます。
施肥は元肥として少量の石灰とともに有機質の肥料を施せば数年は与えなくても問題ありません。
病虫害は特にありません。