植物図鑑
フェイジョア
フェイジョア属
フェイジョア
学名:
Acca sellowiana
〔基本情報〕高さ3~5mになる常緑低木。
よく枝分かれします。
葉は対生する単葉で、長さ5~7.5cmの楕円形、全縁です。
葉は革質で、表面には光沢があり、裏面には綿毛が密にはえて銀灰色にみえます。
花は葉腋に単生する径4cmほどの4弁花です。
花弁は肉厚で、外側は白色で綿毛がはえ、内側は紫色を帯びます。
紅色の多数の長い雄しべが目立ちます。
果実は長さ3~10cmで卵形~楕円形の液果で、白色を帯びた緑色です。
果実の先端には萼裂片が王冠状に残ります。
果肉はクリーム色で、甘く、パイナップルのような香りがあります。
〔来歴〕1890年にフランス、1900年にアメリカに導入されました。
日本へは昭和初めに導入されました。
〔利用〕生で食べられるほかジャムやゼリーなどに加工されます。
花弁も甘みがあり、食べられます。
〔栽培〕増殖は実生、接木、挿木、取木によります。
接木、挿木、取木では定植後2~3年で結実しますが、実生の場合は4~6年かかります。
耐寒性が強く-10℃までは耐えます。
日当たりと水はけ、水もちのよい土壌を好み、土質はあまり選びませんが腐植質に富んだ砂質土壌が適します。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は春と秋に有機質の肥料を施します。
果実を収穫したい場合は、早獲りせずに、熟して自然に木から落ちたものを拾い集めて、香りを放つまで追熟させます。
病虫害は特にありません。
名前
フェイジョア、feijoa、pineapple guava、guavasteen
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、12月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
10月、11月、12月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ブラジル南部、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部
形状
分枝
草丈・樹高
3000〜5000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
4
花の色
赤、白
花径
40
花序の長さ
実の色
緑
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐乾性
用途適性
鉢植、生垣、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
甘味
食用
実、花
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21903
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