植物図鑑
タカネマツムシソウ
マツムシソウ属
タカネマツムシソウ
学名:
Scabiosa japonica var. alpina
〔基本情報〕
高山のやや乾いた草原や砂礫地でみられる高さ30~50cmの二年草。
茎はややかたく、直立し、上部で枝分かれします。
葉には根出葉と茎に対生する葉があり、ともに羽状に裂けます。
枝先に径5cmで紫色の頭状花序を上向きに咲かせます。
花冠は5裂し、花序の中心部の花は小さく管状ですが、縁に並ぶ花では二唇状に大きく発達して外側に広がります。
果実は痩果で密に集まって、楕円形の果序となります。
〔栽培〕
増殖は実生、挿芽によります。
冷涼な気候を好み、高温多湿にあうと株が弱ります。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは、乾燥に強く過湿を嫌うので、鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えでは春と秋に緩効性化成肥料を少量施してもよいです。
病虫害は特にありません。
名前
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)、ミヤママツムシソウ(深山松虫草)
生活型
二年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:中部地方以北、四国)
形状
草丈・樹高
300〜500mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
対生、根生
縁の形
葉の特記事項
葉には根出葉と茎葉があります。
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫
花径
50
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
ロックガーデン、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
29366
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