植物図鑑
コウヤボウキ
コウヤボウキ属
コウヤボウキ
学名:
Pertya scandens
〔基本情報〕
山地の林のやや乾いた場所でみられる高さ50~100cmになる落葉低木。
よく枝分かれし、枝は細くかたいです。
冬芽が白い毛で覆われます。
葉には一年目の長枝につく葉と前年枝の葉腋から出る短枝につく葉の2つのタイプがあります。
長枝につく葉は互生する単葉で、長さ1.5~5cm、幅1~3.5cmの卵形となり、突起状の鋸歯がまばらにあります。
短枝につく葉は束生する単葉で、長さ2.5~5cm、幅1~1.5cmの楕円形となり、浅い鋸歯があります。
葉には3本の脈がめだち、両面に毛がはえます。
一年目の枝先に頭花を単生させます。
頭花は10~13個の白色の筒状花からなります。
筒状花の花弁は深く5裂して、ねじれます。
総苞は鐘形で、総苞片は7列します。
果実は痩果で白色~桃色の冠毛があります。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
日向~半日陰で水はけのよい肥沃な場所を好みます。
地植えの場合は落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は春に緩効性肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
名はかつて高野山で枝から箒をつくったことによります。
名前
コウヤボウキ(高野箒)
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ナガバノコウヤボウキ、シマコウヤボウキ
植え付け(または播種)季節
4月、5月、10月、11月
花咲く季節
9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:東北地方南部以南、四国、九州)
形状
分枝
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、束生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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