植物図鑑
センボンヤリ
センボンヤリ属
センボンヤリ
学名:
Leibnitzia anandria
〔基本情報〕
草地や林縁でみられる多年草。
短い根茎をもち、葉は多数ロゼット状に根出します。
春と秋では姿が違います。
春の姿は高さ5~12cm、葉は長さ2~6cm、幅1~3cmで、裏面にはくも毛が密にはえて白色となり、短い葉柄をもちます。
春の花は花茎が1~数個でて、くも毛が密にはえ、先端に径1.5cmの頭状花序をつけます。
頭状花序は舌状花と筒状花からなり、白色で、舌状花の裏面は紫色です。
秋の姿は高さ15~60cm、葉は長さ6~15cm、幅3~6cmで羽状に裂け、長い葉柄をもちます。
秋の花は花茎が数個でて、くも毛がまばらにはえ、先端に頭状花序をつけます。
頭状花序は筒状花からなり、円錐形にちかい形の閉鎖花となります。
果実は痩果で褐色の冠毛があります。
〔利用〕
全草を薬用とします。
〔栽培〕
増殖は株分け、実生によります。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
水やりは過湿にならないよう注意し、春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬の休眠中も完全に乾かない程度に与えます。
施肥は特に必要ありませんが、与える場合は春に有機質の肥料を少量与えます。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
秋の花の姿が名の由来です。
別名のムラサキタンポポは春の花に由来します。
名前
センボンヤリ(千本槍)、ムラサキタンポポ(紫蒲公英)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、9月、10月
花咲く季節
3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、台湾、南千島、サハリン、ウスリー、アムール、東シベリア
形状
草丈・樹高
50〜600mm
葉の形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
59428
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