オクモミジハグマ

モミジハグマ属 オクモミジハグマ
学名： Ainsliaea acerifolia var. subapoda

〔基本情報〕
山地の林内の木陰でみられる高さ40～80cmほどの多年草。
腐植質に富んだ土壌を好み、しばしば群生します。
地下茎が横に這います。
葉は茎の中ほどに4～7枚が輪生状に互生し、長さ6～12cm、幅6～18cmほどの腎形～円形となり、掌状に浅く7裂し、基部は心形です。
葉の両面にはまばらに軟毛がはえ、縁には鋸歯があります。
長い葉柄をもちます。
茎先に穂状花序を出し、多数の頭花をが横向きに咲きます。
頭花には3個ずつ小花がつき、小花は白色で、花弁が風車状によじれます。
果実は無毛の痩果で、羽毛状の冠毛があります。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
水はけと水もちのよい土壌を好み、山野草用の用土を用いるか赤玉土などに軽石を混ぜたものを使用します。
春先は日当たりがよく、夏は半日陰になるような場所で管理して涼しく過ごさせます。
地植の場合は落葉樹の下に植え込むとよいです。
水やりは鉢植えでは水切れしないように注意して土の表面が乾いたらたっぷりと与え、夏場は気温の低い時間帯に水やりをします。
施肥は春と秋に緩効性肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。