植物図鑑
ナンブトラノオ
イブキトラノオ属
ナンブトラノオ
学名:
Bistorta hayachinensis
〔基本情報〕
早池峰山の高山帯の蛇紋岩地でみられる高さ10~30cmの多年草。
砂礫地でハヤチネウスユキソウなどと群落をつくることが多いです。
太く短い根茎をもちます。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は数個出て、長さ4~11cmの卵形で全縁、表面に光沢があり、翼の無い葉柄をもちます。
茎葉は小さく、卵形で、ごく短い葉柄をもちます。
茎先に長さ1~3cmの偽総状花序を出し、密に花をつけます。
しばしば秋に葉腋から長い柄のある花序を出します。
花は淡い紅紫色の萼が花弁状にめだちます。
果実は萼に包まれた痩果で、3稜がある楕円形です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
日当たりと水はけのよい場所を好みますが、夏の強い直射日光では弱ることがあるので、夏は風通しがよく半日陰になるような涼しい場所が向きます。
水やりは春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬も土が乾ききらない程度に与えます。
施肥は緩効性化成肥料を春に置き肥します。
病虫害は特にありません。
名前
ナンブトラノオ(南部虎尾)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(岩手県早池峰山)
形状
草丈・樹高
100〜300mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
偽総状花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
10〜30
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
CR:絶滅危惧IA類、日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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