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植物図鑑

ヌルデ

ヌルデ属 ヌルデ
学名: Rhus javanica


〔基本情報〕
平地の二次林でみられる高さ4~7mになる落葉小高木。
幹を傷つけると白色の乳液が出ます。
若い枝には毛が密にはえます。
葉は互生する長さ20~40cmの奇数羽状複葉で、9~13枚の小葉からなります。
小葉は長さ5~12cm、幅2~8cmの楕円形となり、縁にややとがった鋸歯があります。
葉の表面には主脈に毛がはえます。
葉の裏面には軟毛が密にはえて黄褐色になります。
葉軸には翼があります。
葉柄には軟毛が密にはえます。
葉は秋に紅葉します。
雌雄異株で、雄花・雌花とも枝先から出る長さ20~30cmの円錐花序に多数つき、黄白色の小さな5弁花です。
果実は径3mmの扁球形で、黄赤色に熟して軟毛が密にはえます。
果実は表面に白い結晶(リンゴ酸カルシウム)を分泌します。

〔利用〕
葉にできる虫こぶ(五倍子)をタンニンの原料や薬用にします。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
日当たりと水はけのよい場所であれば土質を選ばず、容易に栽培できます。
水やりは降雨にまかせます。
施肥は特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
果実の表面につく結晶が塩からいことから「シオノミ」の別名があります。

名前
ヌルデ(白膠木)、フシノキ(五倍子木)、カチノキ(勝の木)、シオノミ(塩の実)、Chinese sumac、nutgall tree
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
日本(北海道~琉球)、朝鮮、中国中部・西部、ヒマラヤ
形状
直立
草丈・樹高
4000〜7000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
5
花の色
黄白
花径
花序の長さ
200〜300
実の色
葉の色
赤、緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
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農林水産省品種登録品種名称
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