平年を超える気温続きだった今年も、だんだんと寒くなってきましたね。そうです。冷え症の人にはちょっとつらい季節の到来です。そんな寒い季節にオススメしたいのが、収穫の時期を終え、新ショウガも店頭に並びだしたショウガ(生姜)です。今回は超簡単にできるショウガシロップの作り方をお届けします。
ショウガのご紹介
まず、ショウガがどんな植物なのかを紹介しましょう。
漢字で書くと「生姜」。
これは根茎の部分を生薬では生姜(しょうきょう)と呼び、中国では紀元前500年頃から使われていたことが知られています。また、日本ではショウガを加えた葛湯(くず湯)は温活に役立ち免疫力を高めるとされることで知られています。
ちなみに、ショウガの原産地は熱帯アジアとされていますが定かではなく、日本には中国から伝わり栽培は奈良時代にスタートしたとされています。栽培するなら4月下旬にショウガを植え付け、8月頃の若いうちに収穫すれば葉ショウガ、10月下旬〜11月頃には根ショウガを収穫することができます。地温が15度以上になってから畑に定植させることが上手に育てるポイントのひとつだとされています。
超簡単:ショウガシロップの作り方
ネットで検索すると、ショウガを水洗い後薄切りにして砂糖をまぶし、その後中火でコトコトと煮て作る方法が知られていますが、ちょっと面倒かも……、そんな風に思っている人は梅シロップを作る要領で作るといいでしょう。用意するものはショウガ、ビン、砂糖などです。ビンは煮沸消毒するかアルコールか焼酎でざっと拭いておきます。
ショウガはよく洗ってから水気を拭き取り、一口大に切りザルの上などで半日ほど乾かしてから、ビニール袋に入れ封をしたら冷凍庫に入れ、一晩以上置いて凍らせます。
凍ったショウガをビンに砂糖と交互に入れ、最後にみりん、焼酎、あるいは麹(こうじ)を少し入れ、しっかりフタをしたら完成。
数日間はビンを上下させながら、ショウガに砂糖をまぶすようにします。半日~2日ほどでシヨウガから水気が出てきてシロップ完成!
そのまま濃厚シロップとして飲むのもいいのですが、それだとかなり刺激的なので適量をお湯か水、または炭酸で割って飲むといいでしょう。
万が一雑菌が入り腐敗臭がしたり、表面にカビが生えてしまったりした場合は、残念ですが飲まずに破棄してくださいね。
梅雨どきに作った梅シロップと同様の作り方で作ることができるショウガシロップ。残ったショウガは刻んでお料理などに使うとムダもなくよいでしょう。
(写真・取材/グリーンアドバイザー・開運文様研究家 ふじえりこ)