パシフィコ横浜で行われた「2017日本フラワー&ガーデンショウ」のテーマーフラワーはバラでした。バラへの関心度の高さが伺えますね。そこで今回は、バラの季節に先駆けて観賞するだけではないバラの魅力。なんとバラを美味しく楽しむ方法をご紹介したいと思います。
映画でもバラ! バラが大注目
そういえば、バラといえば忘れてはならないのが、4月21日から公開されたディズニー映画『美女と野獣』。物語のモチーフはバラですね。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート、そして今回の実写版では、主人公のベル役を「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンが演じていることでもうワクワク! 今年はバラが大注目されそうな予感です。
中国茶でバラを楽しむ
この季節、美しいバラを観賞するのはもちろんかけがえのない楽しみです。しかし、中国ではバラ茶として大人気なのをご存じですか?
中華街で売られているバラの花びらやツボミは、ポプリ用ではなく、実はお茶などとして楽しむためのものです。もちろん、ストレートで楽しむこともできますが、オススメはブレンドティー。中国漢方にバラの花が加えられたものもいくつもありました。
ポットの中で花開くバラ
中国茶といえば、工芸茶と呼ばれる、見て楽しむことができるお茶があります。中国各地で作られているお茶の芸術品です。なかでも、福建省福安市で作られ、長さをそろえた茶葉を1本1本丁寧に集め紐で縛り、その中に花を入れ小さく丸め種のような形を作り、丁寧に乾燥させたお茶が有名です。
手作業でしかできない細かい作業のため、高級茶の分類に入りますが、その美しさと贅沢さは格別です。なかでも、バラが使われたお茶は、味も美しさも最高です。ポットの中に茶をひとつ入れ、湯注ぎ……、待つこと数分。ポットの中で水中花のようにお茶が花開く様子は圧巻です。
ちなみに中国のバラ茶は、英語でワイルドローズと呼ばれるハマナス(玫瑰花/メイクイファ)が使われています。
(グリーンアドバイザー ふじえりこ)
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