高い……とあきらめる前に
コケ玉を自分で作るのは少しハードルが高い……かも。でもミニ鉢にコケを使って植えることでコケ玉風に作ることはできます。用意するものは、好みの植物、今回はチャの木、培養土、コケ、ケイ酸塩白土(商標名:ミリオン)、好みのミニ鉢(底に穴があるもの)です。
作り方はカンタン。まず準備から!
はじめに植物ですが、購入時に複数本入っているようなら株分けして1本にします。できれば、このとき軽く根を洗っておくことをオススメします。
多肉植物やハーブなどを使って仕立てることもできますが、多年生の植物や低木などがオススメです。
コケは道端などで見かけるものでOK。カードなどを使えば簡単にはがすことができます。採取したコケが乾燥している場合は少し水をかけると美しい緑に戻ります。今回は道端のものを使用していますが、購入することもできます。
山に自生するコケを使うと美しい仕上がりになりますが、私有地やコケ寺のものなどを勝手に採取すると法的な問題になる場合もあるので要注意です!
次にケイ酸塩白土ですが、少し湿らせ粘りがでるまで練り粘土状にします。
作り方
まず、鉢に培養土を少し入れ植物を植えます。小さな鉢がない場合には、プリンの容器などに穴をあけて使うこともできます。穴があるガチャポンの容器などを使ってもいいでしょう。
土は丸くなるようにして、表面はやや湿らせておきます。
その上に土を覆うように、練ったケイ酸塩白土を塗っていきます。
ケイ酸塩白土の上にコケを貼り付けていきます。上手に張りつけるコツは、コケを少し薄くしてから貼り付ける、です。
管理の仕方は?
今回使ったチャの木をはじめ、通常の植物ならそのまま水をあげて管理します。しかし、植え付けたものが多肉植物の場合は、コケには霧吹きなどで水を与えつつ、多肉植物は成長期のみ水を与えるようにするといいでしょう。
ちょっと手間……。でも、この夏の窓辺を涼しくしてくれること請け合いのアイテム。作ってみて後悔させません!
(グリーンアドバイザー ふじえりこ)