[植物園]沖縄美ら海水族館もいいけどこっちがスゴイ!〜熱帯ドリームセンター|エバーグリーン

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ふらりと出かけ、そのあまりのすごさにレポしますm(_ _)m

「コロナの最中に、なにをやっているんだ!」といった声も聞こえそうですが、ず~っと原稿を書いて家にいると気も滅入るうえに放浪癖があるもので……、そのタイミングで知り合いから「沖縄でロケ。ホテル代はタダ、交通費は往復3万円ほどで行けるけど」の声に飛びつき、仕事名目でザ・沖縄、4泊5日で行ってまいりました。仕事の合間に出かけたのは沖縄と言えば「沖縄美ら海水族館」。しかし、あまり宣伝もされていないので期待せずに行った同じ海洋博公園にある『熱帯ドリームセンター』。そのあまりの素晴らしさにビックリでした。

熱帯ドリームセンター

熱帯ドリームセンター

 

なぜか、ほかの植物園を目指す人も多いのですが

沖縄には東南植物楽園という施設があり、植物だけでなく動物などもいたりイルミネーションなどもあるのでこちらのほうが知られているようです。また、ナゴパイナップルパークなどもあり、短い滞在期間の場合、熱帯ドリームセンターは選択されにくい場所かも。実はご一緒した、沖縄通の園芸関係の女性も「近いからココでいいじゃない」と美ら海を出た後に言うと「行ったことはないけど、植物園なら東南植物楽園のほうが…」と(笑)。とはいえ、海洋博公園内にあり、美ら海から歩いて行ける場所(…行かれる場合は、電気遊覧車がオススメです。1日券500円。1回300円)さらに、他の植物園に比べリーズナブルな価格ということで足を伸ばしてみました。

ステンドグラスの美しさにうっとり

ステンドグラスの美しさにうっとり

 

ランの天国や~~~! 入場料安すぎ!!

入館料は大人(高校生以上)760円、小人(中学生)以下は無料です。温室がポツンとある程度にしか思ってなかったのですが、入館料を支払いなかに入ると沖縄の海をイメージしたというステンドグラスが散りばめられたステンドホール。その先には温室が。しかも、ファレノプシス温室、バンダ温室、カトレア温室と目を見張るほどのランの数々……。ラン展30年分もありそうかというボリュームです。溢れるランの香りに感動しつつ温室を抜けると、今度はトロピカル果樹が実る温室です。園芸好きでなくても、この温室には驚きと感動が詰まっています。

珍しいランに出合える温室 珍しいランに出合える温室

珍しいランに出合える温室

珍しいランに出合える温室

 

アニメ…漫画の世界みたい!

熱帯ドリームセンターには海を一望できる遠見台があります。館内にある高さ約36mの遠見台、驚きました。まるでアニメの世界観。エレベーターで上まで行き、階段で下までグルグルまわりながら降りましたが、別世界、異次元体験。これなら、子どもだって満足できそうです。温室によってはオオゴマダラが放されている場所もあり、珍しい金色の輝くチョウのサナギを見ることもできました。

実際に上まで行くことができる遠見台

実際に上まで行くことができる遠見台

 

もちろん、温室以外の館内もすばらしすぎる

温室以外の館内は、思わず写真を撮影したくなる場所ばかり。とにかく、古代遺跡風、ヨーロッパ調などなど……ため息がでるほど美しい場所ばかり。なぜ、この場所が観光名所としてあまり知られていないのか不思議なほどの場所でした。

どこもがインスタ映えする館内 どこもがインスタ映えする館内 どこもがインスタ映えする館内

どこもがインスタ映えする館内

どこもがインスタ映えする館内

 

沖縄に行ったら、植物好きなら1日はここで

沖縄美ら海水族館を含め、紹介した熱帯ドリームセンターも、海洋博公園内にある施設です。この公園内のほかの施設には今回は足を伸ばすことができませんでしたが、熱帯・亜熱帯地域の都市緑化に役立つ有望な400種を超える植物を展示した「熱帯・亜熱帯都市緑化植物園」や沖縄最古の歌謡集「おもろさうし」に登場する23種類の植物を集めた「おもろ植物園(園内のおきなわ郷土村)」といったものもあります。事前に園内情報を知っておけば無料イベントなどに参加することも可能です。

 
※2022年4月現在の情報です。
 

(取材/文 藤依里子 グリーンアドバイザー、園芸文化協会会員)


熱帯ドリームセンター