植物図鑑
ウメバチソウ
ウメバチソウ属
ウメバチソウ
学名:
Parnassia palustris var. palustris
〔基本情報〕
山地の日当たりのよい湿地でみられ、高さ10~50cmになる多年草。
短い根茎をもちます。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は長さ・幅とも1.5~4cmのまるい心臓形で、長い葉柄があります。
茎葉はふつう花茎に1個だけつき、葉柄はなく、基部がやや茎を抱きます。
葉の縁は全縁です。
高さ10~50cmの花茎の先に、径2~2.5cmで白色の5弁花を単生させます。
花弁はまるく、平らに開きます。
仮雄蕊は糸状に7~22裂して、先端に球状の腺体があります。
葯は灰白色です。
果実は長さ1~1.2cmの蒴果です。
〔利用〕
薬用にされます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
水はけのよい土壌を好み、桐生砂や山野草用の土を使うとよいです。
秋~春は風通しのよい日向、初夏~夏は半日陰で風通しがよく涼しい場所に置きます。
水やりは水切れしないよう、春~秋は毎日与えますが、過湿にならないように注意します。
施肥は少なめでよく、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
花の形を天満宮の紋章として有名な梅鉢紋に例えた名です。
名前
ウメバチソウ(梅鉢草)、エゾウメバチソウ(蝦夷梅鉢草)、marsh grass of Parnassus、Northern grass-of-Parnassus、grass-of-Parnassus、bog-star
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、台湾、東アジア北部、サハリン、千島列島
形状
草丈・樹高
100〜500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
白
花径
20〜25
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22667
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