アレチウリ

アレチウリ属 アレチウリ
学名： Sicyos angulatus

〔基本情報〕日当たりのよい空き地や河川敷、道ばたなどでみられるつる性一年草。
つるには粗い毛がはえ、3分岐する巻きひげで他のものに絡みながら、長さ数m～十数mに伸びます。
葉は互生し、浅く5～7裂する円心形となり、裂片はとがります。
葉の両面はざらつきます。
長い葉柄をもちます。
花には雄花と雌花があり、ともに葉腋に出る花序につきます。
雄花は長さ10～15cmになる散房状の花序につき、黄白色で径1cm、雄しべは合着してひとかたまりになります。
雌花は短い頭状の花序に多数つき、淡い緑色で径0.6cmです。
花柄には腺毛がまばらにはえます。
果実は長卵形～楕円形の液果で、コンペイトウのような形に集まってつき、軟毛と刺が密にはえます。
果実には種子が1個含まれます。

〔来歴〕1952年に静岡県清水港で確認され、東北地方以南に広く帰化しています。

〔備考〕外来生物法により「特定外来生物」に指定されています。