ヤハズソウ

ヤハズソウ属 ヤハズソウ
学名： Kummerowia striata

〔基本情報〕
日当たりのよい道端や河原などでみられる一年草。
茎には下向きの毛が多くはえ、地を這うか斜めに立ち上がって高さ15～40cmになります。
葉は互生する3出複葉で、頂小葉は長さ1～1.5cmの長楕円形となり葉先は凹みません。
葉の主脈と縁には伏した白色の毛がはえます。
側脈は平行で、葉の縁まで達し、葉の縁は全縁です。
托葉は広卵形で茶褐色、膜質、茎を抱きます。
花は長さ0.5cmの蝶形花で、葉腋に単生または数個つき、旗弁は淡い紅紫色に紅紫色の筋がはいり、翼弁と舟弁は白色、舟弁の先端は濃褐色です。
萼は5裂し、伏した毛がはえます。
果実は扁平な節果で、萼よりやや長く、先がとがり、伏した短毛がはえます。
果実には1個の種子がはいります。

〔備考〕
平行な側脈が葉の縁まで達しているために、小葉の先をつまんで引くと矢筈形に切り取れることから名がつきました。