メヒシバ

メヒシバ属 メヒシバ
学名： Digitaria ciliaris

〔基本情報〕
日当たりのよい道端や空き地などで普通にみられ、高さ80cmになる一年草。
繁殖力が旺盛でしばしば群生します。
茎は下部が枝分かれして地を這い、節から根をおろします。
葉は互生し、長さ8～20cmになる線形で、やわらかいです。
葉鞘には長い毛があります。
茎先に長さ5～15cmの総（穂）を3～8本、掌状に出し、総の中軸の縁はざらつきます。
総は斜上～開出して、束状には集まりません。
小穂は総に2列につき、先がとがる披針形で長さ0.3cmほどです。
小穂は2小花からなりますが、外側につく第1小花は護穎だけに退化します。
軸側の第2小花の護穎と内穎は厚く無毛です。
第1苞穎は三角形で小さく、第2苞穎は小穂の1/2～1/3の長さです。

〔備考〕
名は、日がよく当たる場所にはえる芝でオヒシバに対して姿が優しいことに由来します。