植物図鑑
カラマツ
カラマツ属
カラマツ
学名:
Larix kaempferi
〔基本情報〕
高さ30m、幹径1mにもなる落葉針葉高木。
亜高山帯から高山帯に分布し、日当たりのよい乾燥した場所が生育に適しています。
樹皮は暗い灰色で、長い鱗片状にはがれ落ちます。
葉は長枝ではらせん状に単生し、短枝(長さ3~4mm)では20~30個が束生します。
葉は長さ2~3cm、幅0.1~0.2cmの針形、粉白色を帯びた緑色です。
秋には黄葉します。
花には雄花と雌花があり、雄花は長さ4mmの楕円形~長卵形です。
雌花は短枝の先につき、紅紫色で長さ10mmほどの卵形です。
球果は長さ2~3cmの卵状球形で、はじめ緑白色で熟すと茶色になります。
種子には長い翼があります。
〔利用〕
成長が早く防風林や防雪林として利用されるほか、建築用材にも使われます。
〔栽培〕
中国地方、四国、九州にも植栽はされていますが良好な生育は北海道、東北および中部地方の標高の高い地方に限られます。
非常に陽光を好み、日当たりがよい乾燥した場所が生育適地です。
痩地や乾燥地にもかなり耐え、土壌条件が合えば1年に1m伸びます。
萌芽力が旺盛で太い幹からでも枝が再生します。
潮風には弱く、風の影響で樹形が変わりやすいです。
〔備考〕
別名のフジマツ、ニッコウマツは富士山や日光に多いことから、ラクヨウショウは秋に落葉することによります。
名前
カラマツ(唐松、落葉松)、フジマツ(富士松)、ラクヨウショウ(落葉松)、ニッコウマツ(日光松)、Japanese larch
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
日本(本州:宮城県蔵王山系、白山の石川県側、中部山岳地帯)
形状
直立
草丈・樹高
30000mm
葉の形
針状葉
葉の生え方
互生、束生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
毬状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
茶
葉の色
黄、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
5a〜8b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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