アキザキスノーフレーク

Acis属 アキザキスノーフレーク
学名： Acis autumnalis

〔基本情報〕
原産地では岩場や石の多い丘陵地にはえる高さ10～15cmの多年草。
地下に径1.5cmの鱗茎をもちます。
葉は根出する単葉で6～7枚出て、長さ20～25cmのごく細い線形です。
葉は開花後に出て、翌年の梅雨前には枯れて休眠し、ふつう開花期には葉はありません。
高さ10～15cmになる花茎の先に1～4個の花を散形状に、下向きに咲かせます。
花序の基部には苞があります。
花は径1cmで鐘状、淡いピンク色～白色の6弁花で、基部がピンク色となります。

〔栽培〕
増殖は実生、分球によります。
球根は乾燥に弱いので、掘り上げずに植えっぱなしで休眠させます。
掘り上げる場合は乾燥しないようにバーミキュライトやおがくずに埋めて貯蔵します。
日当たりと水はけのよい土壌を好み、霜の降りない地域であれば戸外越冬可能です。
霜が降りる地域では霜よけをするか鉢植えにして、屋内に取り込みます。
水やりは鉢植えの場合は生育期間中は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、葉が黄色くなりだしたら徐々に乾かし気味に管理し、休眠中は水を断ちます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。