植物図鑑
ノブキ
ノブキ属
ノブキ
学名:
Adenocaulon himalaicum
〔基本情報〕
山地の木陰でみられ、高さ30~100cmになる多年草。
横に這う根茎があります。
茎は上部で枝分かれし、柄のある腺体がつきます。
葉は地際に集まって互生する単葉で、長さ5~13cm、幅9~22cmの三角状心形となり、葉先はややとがり、裏面には白い綿毛が密にはえます。
長い葉柄をもち、葉柄には狭い翼があります。
小さな白い頭状花序が枝先につき、円錐状の花穂となります。
頭状花序は筒状花のみからなり、周辺部に7~11個ある小花は雌花で花冠は4~5裂し、内側に7~18個ある小花は雄性の両性花となり花冠は5裂します。
総苞は半球形で、総苞片は5~7個あります。
雌花のみが結実し、中心の両性花は結実せずに落ちるため、果実(痩果)は放射状に並びます。
痩果は棍棒状で冠毛はなく、黒く熟します。
痩果の上部には柄のある腺体があって粘り、動物や衣服について散布されるため山道沿いでもよくみられます。
〔利用〕
新芽を山菜とするほか、茎や葉が薬用に用いられます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
半日陰で、水はけがよく、適度に湿り気のある場所が適します。
名前
ノブキ(野蕗)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、台湾、朝鮮、中国~ヒマラヤ、ウスリー、サハリン
形状
草丈・樹高
300〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
グラウンドカバー、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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