1月中頃から3月頃まで店頭に並ぶみかんの仲間に「ハッサク」があります。
ハッサクの大きさはソフトボールくらい。皮の色は赤みがかった黄色。皮の表面は、あまりゴツゴツしていません。
さて、ハッサクの原産地は日本です。江戸時代の終わり頃に、広島県因島市で見つかっています。原産地は広島ですが、現在の収穫量第1位は和歌山県。7割近くを和歌山県で収穫しているようです。和歌山県というと、温州みかんなどの収穫量も多い地域ですから、柑橘系の栽培に適した地域といえそうです。
ハッサクは苦いので苦手という方もいらっしゃるかもしれませんが、この苦味の成分「ナリンギン」は、高血圧に効く成分だとのこと。ただし、高血圧の薬と一緒に摂取すると効果が増強される場合があるので要注意です。そのほか、風邪の予防に効果があるといわれる「シネフェリン」という物質やビタミンCやクエン酸も多く含まれているので、元気に冬を過ごすために役立つ食べ物といえそうです。
ただ、ハッサクは皮が硬くてむきにくいのが難点。ナイフや缶切りを使ってむく方法もあるようでが、私が使っている「ムッキーちゃん」という商品は、皮だけではなく袋(じょうのう膜)の部分も簡単に切ることができるのでオススメです。
実は、わが家にもハッサクが植えられています。「人生の実りが豊かであるように」と願い、私の誕生の記念にと植えられたそうです。以来、現在のハッサクで三代目。これまでの二本は、根元をテッポウムシ(カミキリムシ)の幼虫の食害に遭い枯れてしまいました。
ハッサクの木に元気がないと感じたら、根元を見て、オガクズのような粉が出ていたら、食害にあっている証拠。穴に針金などを刺して幼虫を退治してくださいね。
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