植物図鑑
ミヤマカラマツ
カラマツソウ属
ミヤマカラマツ
学名:
Thalictrum tuberiferum var. tuberiferum
〔基本情報〕
林縁の湿った場所や渓谷沿いなどでみられる高さ10~80cmほどの多年草。
紡錘状に肥大する根をもち、しばしば匐枝を出します。
茎はときに上部で枝分かれし、ふつう無毛ですがまれに開出毛がはえます。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉はふつう開花期にも1~2個あって、2~3回3出複葉となり、長い葉柄をもちます。
小葉は卵形~卵状菱形で、粗い鋸歯があります。
茎につく葉は互生し、1~2回3出複葉となり、茎の上部では単葉となることもあります。
葉柄の基部と小葉柄の基部に托葉はありません。
葉に白い斑がはいることもあります。
茎先の散房花序に多数の花がつきます。
花には花弁はなく、花弁状の萼片も、開花後の早い時期に落ちます。
先が太くなる棍棒状の白い雄しべが多数あってめだちます。
果実は三日月形の痩果で、3稜があり、柄があって開出します。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
水はけ、水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
秋~春は日に当て、夏は半日陰で涼しく過ごさせるとよいです。
水やりは水切れに注意し、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬も極端に乾燥しないようにします。
施肥は元肥を施すほか春と秋に緩効性肥料を置き肥し、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害としては軟腐病、うどんこ病、ハダニ、アブラムシなどがあります。
名前
ミヤマカラマツ(深山唐松)、ケミヤマカラマツ(毛深山唐松)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州、四国、九州)、朝鮮、中国東北部、ロシア沿海地方
形状
草丈・樹高
100〜800mm
葉の形
葉の生え方
互生、根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
散房花序
花弁の数
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、うどんこ病
虫害
ハダニ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
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