植物図鑑
ヤブラン
ヤブラン属
ヤブラン
学名:
Liriope muscari
〔基本情報〕
樹林下などの日陰の湿った場所でみられる高さ20~50cmの常緑多年草。
根に楕円状に膨らむ部分があります。
匍匐枝は出しません。
葉は根生する単葉で、長さ25~70cm、幅0.6~2cmの線形です。
高さ20~50cmの円柱形で稜がない花茎が出て、長さ8~25cmの総状花序に、花を35~200個つけます。
花は紫色~ピンク色で長さ4~5mmの6弁花で、花柄は紫色です。
果実は早期に果皮が脱落するため、径6~7㎜の丸い種子が露出して光沢がある黒紫色に熟します。
〔利用〕
根の膨らんだ部分を薬用とします。
〔栽培〕
増殖は株分けによります。
日向~日陰まで、特に土質を選ばず、幅広い環境に適応して容易によく育ちます。
日陰では花つきが悪くなります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は地植えの場合は特に必要なく、鉢植えの場合は春と秋の2回緩効性化成肥料を施します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
藪にはえ、葉がシュンランに似ることが名の由来です。
名前
ヤブラン(藪蘭)、リリオペ、サマームスカリ、big blue lilyturf、border grass、monkey grass
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
分布または原産地
日本(本州、四国、九州、琉球)、朝鮮南部、中国、台湾
形状
草丈・樹高
200〜500mm
葉の形
線形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
80〜250
実の色
紫、その他
葉の色
黄、黄白、緑、白、複色
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性、耐陰性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、壁面緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
68224
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