春花壇にむけてnew11月の過去記事

文一総合出版

ショウブ

ショウブ科 ショウブ属

Acorus calamus

〔基本情報〕池沼やため池、湿地などに群生する高さ50~120cmほどの抽水性多年草。
全体に独特の強い香りがあります。
径10~20mmの白い根茎が横に這い、よく枝分かれして節から多くの根を出します。
葉は2列に互生して直立する長さ50~120cm、幅1~2.5cmの剣状線形で中央の主脈が隆起します。葉の基部は淡い紅色を帯び、茎や内側の葉を抱きます。
葉の間から長さ4~8cm、径6~10mmの円柱形の肉穂花序を斜めに出し、苞は長さ20~40cm、幅5~8mmです。
苞は形も大きさも葉に似ていて花茎と同方向に出るので、葉の中央から花序が出ているように見えます。
花は花序に密について、径5mmほどで淡い黄緑色の花被片が6枚つきます。
果実はめったにみられませんが赤色の液果で長楕円形です。

〔来歴〕『万葉集』に‘あやめぐさ’の名であらわれます。また‘あやめ’ともよばれていました。
葉の形を刀剣に例え、名も‘尚武’‘勝負’に通じるので武家社会では縁起の良い植物とされました。

〔利用〕香りが邪気を祓うとされ、端午の節句には根茎や葉でしょうぶ湯をたてたり、軒にさして魔除けとします。
根茎を乾燥させたものを生薬として利用します。
乾燥した葉には虫除けの効果があるとされます。

〔栽培〕増殖は株分け、実生によります。株分けは一年中可能ですが春の生長が始まる前が最適です。実生の場合は種子が乾燥しないよう湿地に取播します。
日当たりがよい有機質を含んだ水湿地が適します。
名前 ショウブ (菖蒲) 、あやめぐさ 、あやめ
calamus、sweet flag
花咲く季節 ? 5月、6月、7月
分布または原産地 ? 日本(北海道~九州)、東アジア、シベリア、マレーシア、インド、北アメリカ
生活型 ? 多年草
生活様式 ? 水生
草丈・樹高 ? 500〜1200mm
葉の形 ? 線形
葉の生え方 ? 互生
花のつき方 ? 肉穂花序
花弁の数 ? 6
花径 ? 5mm
花序の長さ ? 40〜80mm
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
繁殖方法 ? 種、株分け
日照条件 ? 日向
水分の必要性 ? 湿潤
土の必要性 ? 必要
用途適性 ? 切花、公園・庭園、水辺緑化、水田緑化
有用 ? 薬用
物日の関わり ? 端午の節句
文化との関わり ? 万葉集
日本花き取引コード ? 19089
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