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タブノキ

クスノキ科 タブノキ属

Machilus thunbergii

〔基本情報〕
海近くに多く見られ高さ20m、幹径1mにもなる常緑高木。
小枝は赤みを帯びた緑色です。
芽は大きく、卵形です。
葉は互生する単葉で、枝先に集まる傾向があり、長さ8~15cm、幅3~7cmの倒卵状長楕円形で、全縁です。
葉の表面には光沢があり、裏面は白色を帯びます。
若葉は赤色です。
葉柄は2~3cmです。
枝先の葉腋に円錐花序を出し、径1cmほどの黄緑色の花を多数咲かせます。
果実は径1cmの球形で黒紫色に熟し、果柄は赤色です。

〔利用〕
枝葉には粘液が多く、乾かして線香や蚊取線香の材料とされるタブ粉になります。
樹皮や葉は染料に用いられ、八丈島では黄八丈の樺色を出すのに用いられます。
材は腐りにくいので建築、家具、彫刻材などに使われます。
潮風、強風、大気汚染に強く、また防火樹にもなります。

〔栽培〕
病虫害に強く栽培は容易です。
日当たりと水はけのよい土壌であれば、よく育ちます。
適潤~やや湿潤で肥沃な土壌に生育していることが多く、乾燥する痩地では樹勢が衰えます。
クスノキよりは耐寒性があります。
名前 タブノキ (椨) 、イヌグス (犬樟) 、タマグス (玉楠) 、ヤマグス 、ツママ 、タブ
花咲く季節 ? 4月、5月
実のなる季節 ? 8月、9月
分布または原産地 ? 日本(本州-琉球)、朝鮮南部、中国中南部、台湾
ハーディネスゾーン ? 8b〜11b
生活型 ? 高木
常緑・落葉 ? 常緑
広葉・針葉 ? 広葉
生活様式 ? 地生
形状 ? 直立
草丈・樹高 ? 20000mm
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 全縁
花のつき方 ? 円錐花序
花の色 ?
花径 ? 10mm
実の色 ? 紫、その他
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
日照条件 ? 日向
水分の必要性 ? 普通、湿潤
土の必要性 ? 必要
耐候性 ? 耐暑性、耐風性、耐潮性、耐排ガス性
用途適性 ? 公園・庭園、街路樹
虫害 ? テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
有用 ? その他クラフト
日本花き取引コード ? 69743
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